2003年12月05日(金) 15時45分
ユーザーはホットスポットよりネットカフェが好き(japan.internet.com)
2003年の無線 LAN 市場では、ホットスポットなど WiFi 接続スポットの
国際ローミングサービス 、
空港での公衆無線LANサービス 、IC カードによる
決済 など、ユーザーにとっては便利なサービスが相次いで出てきた。さて、肝心のユーザーの利用は進んでいるのだろうか。
参考記事 にある半年前の調査では、ホットスポットの利用者はわずか9%だった。
インターネットコム株式会社 と
株式会社インフォプラント が行ったインターネットカフェ、ホットスポットのユーザー利用動向調査によると、過去半年間のホットスポット利用者はわずか6%、17人だが、かたやインターネットカフェの利用者は31%、91人。
調査対象は、10代〜60代のインターネットユーザー300人。年齢層分布は、10代が6%、20代が30%、30代が45%、40代が13%、50代が5%、60代が1%だった。
調査によると、過去半年間にインターネットカフェ(ネットカフェ)を利用したことあるユーザーは31%(91人)で、利用回数は「2回〜6回」が一番多く16%(47人)、次いで「1回」が9%(27人)、「7回〜24回」が5%(15人)、「25回以上」が1%(2人)という結果になった。
ホットスポットは、というと、過去半年間で利用したことのあるユーザーは6%(17人)と、半年前の調査より減少している。
さらに、今後も継続して利用したい、これから利用したいのはネットカフェかホットスポットか聞いてみた。結果は「ネットカフェ」41%(126人)、「ネットカフェとホットスポット」20%(59人)、「ホットスポット」5%(14人)、「両方とも利用しない」34%(101人)だった。
以上から、ホットスポットの未来はあまり明るくないようだ。ただ、「両方とも利用しない」と答えたユーザーは、その理由として、「PC の持ち歩きが面倒」(会社員/52歳)、「近くにそういう施設がない」(高校生/18歳)、「自宅や職場だけで十分」(公務員/30歳)などを挙げている。ホットスポットでの機器の貸与やホットスポット数の増加で、ユーザーの利用動向も変化するかもしれない。あるいは、自宅や職場以外でもインターネットに接続して作業することが一般的にならないと、ホットスポット利用者の爆発的普及は望めないのだろうか。(
調査協力:
株式会社インフォプラント )
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