2003年12月05日(金) 17時58分
ISPに「P2P利用料」徴収させる計画が浮上(ZDNet)
インターネットサービスプロバイダー(ISP)にオンライン音楽交換の対価を徴収させようという提案が、北米で注目を集め始めている。
カナダの作曲家、音楽パブリッシャーの業界団体Society of Composers, Authors and Music Publishers of Canada(SOCAN)は12月3日、横行する音楽ダウンロードの対価を著作権保有者に支払う目的で、ISPは全国的な共同資金を用意すべきだと同国最高裁で主張した。
米ロサンゼルスでは2日、ファイル交換ネットワークにCATVと同様のサービスモデルを最終的に適用しようという意見をP2P業界団体のDistributed Computing Industry Association(DCIA)が提案した。DCIAでは、とりあえずISPがファイル交換ソフトを利用するすべてのユーザーから料金を徴収し、レコード会社、アーティスト、音楽パブリッシャーに分配する形を提案している。
SOCANの提案も、ISPが集めた金を作曲家に分配する方式。この提案は既に同国の下級審で部分的に支持されているが、ISPがダウンロードを高速化するためにコンテンツのキャッシュを用意する場合に限られる。(ZDNet)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031205-00000023-zdn-sci