2003年12月04日(木) 18時16分
夜間、薬のTV電話販売容認 薬剤師の適正管理が条件(共同通信)
深夜、早朝の医薬品販売方法を検討していた厚生労働省の有識者会議は4日、一定の条件を満たせば薬剤師がテレビ電話越しで顧客に服薬指導をする販売方法を容認することで合意した。
会議は、夜間の医薬品ニーズは地域事情や購入者の病状によってあり得るとし「通常の時間帯に薬剤師による適正管理が行われる場合、顧客が少ない深夜、早朝にテレビ電話を用いた販売を認めても差し支えない」との考え方を確認した。
年内に具体的条件を含めた報告書をまとめる方針で、厚労省はそれを踏まえて年度内にも薬事法の省令を改正する。
ディスカウントストア「ドン・キホーテ」によるテレビ電話販売問題をきっかけに始まった論争は、「薬剤師常駐」の原則を掲げてきた厚労省が社会の情報技術(IT)化を受けて一歩譲歩する形となった。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031204-00000097-kyodo-soci