2003年12月04日(木) 16時45分
特定保健用食品がブーム 健康志向でヒット相次ぐ(共同通信)
食品メーカーが、厚生労働省に効用表示を認められた「特定保健用食品」の開発に力を入れている。申請に費用も時間もかかるが、健康志向が高まる中、着実にヒット商品が出ているためだ。
ロッテの「キシリトールガム」は今年、売上高が300億円と昨年の倍に拡大すると予想される。花王も、体脂肪を減らす成分を含んだ飲料「へルシア緑茶」や「脂肪がつきにくい」をうたった食用油「健康エコナ」の売り上げを伸ばしている。
特定保健用食品は健康維持に役立つ成分を含み、具体的な表示が許可された食品。ここ数年、毎年60前後の商品が生まれ、今年10月で約400に上る。
調査会社の富士経済(東京)は「高齢化や医療費負担の増加を背景に今後も需要は高まる」と分析。市場規模も昨年の2600億円から来年には3300億円に伸びると予測する。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031204-00000134-kyodo-soci