2003年12月04日(木) 18時48分
輸入サンダルを国産と偽装 静岡の大松工業に排除命令(共同通信)
公正取引委員会は4日、中国などから輸入した婦人用サンダルを日本製と偽って販売したとして、景品表示法違反(原産国の不当表示)で、静岡市の大手サンダル製造会社「大松工業」(種本裕一社長)に排除命令を出した。
公取委によると、大松工業は、女性看護師や事務員が使う主力商品のサンダル「ソワン」を、中国やインドネシアの関連会社から輸入した後、自社倉庫でラベルを取り外して日本で製造したように付け替え、包装箱にも「DAIMATU JAPAN」と印刷して日本製と偽っていた。
2000年4月から03年5月の間に、黒色と白色の計約68万足を販売。売り上げは約6億円に上った。サンダルは全国の量販店などで販売されているという。今年3月ごろ公取委の調査を受け、5月から表示を改めている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031204-00000196-kyodo-soci