2003年12月04日(木) 00時00分
銀行員お手柄、架空請求の振り込み防ぐ(朝日新聞・)
坂出市の百十四銀行駒止支店で、振り込みに訪れた女性客が身に覚えのないインターネット利用料金を請求されているのに行員が気づき、被害を未然に防いだ。架空請求を阻止した好例として、県県民参画課が発表した。
同課によると、駒止支店で11月25日午前、50代の女性客が落ち着かない様子なのに行員が気づき、事情を聴いた。女性は、「債権回収業者」から息子にあてた督促はがきを受け取った。業者に連絡すると「インターネットの有料サイトの料金未納分24万7千円を払え。振込先口座は銀行に着いてから教える」と言われ、来店して電話を探していた。
結局、行員の勧めで県消費生活センターに相談。架空請求だから応じないようにとアドバイスされて、振り込みを思いとどまった。
百十四銀行では他にも、「孫が交通事故を起こした」と250万円を振り込もうとした男性客がだまされていると見破るなど、計6件の架空請求を防いだという。大須賀勝弘・広報グループ長は「社内メールなどで情報交換をしている。銀行にとって、被害を防止することも大事な業務です」と話している。
(12/4)
http://mytown.asahi.com/kagawa/news02.asp?kiji=6011
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