2003年12月04日(木) 07時00分
知財訴訟、日米の模擬裁判(日経新聞)
東京地裁と早稲田大学が共同で、日米両国の裁判官らによる知的財産訴訟の模擬裁判を同地裁で今月16日に実施、撮影したビデオテープを法曹育成のための教材として活用することになった。同じ架空案件を日本、米国の順に裁き、訴訟手続きの違いが分かるように比較する初の試み。貴重な機会を記録し教材化し、知財分野に強い法曹育成に役立てる考えだ。
昨年、日本全国の地裁に起こされた知的財産関連の民事訴訟は10年ほど前の約二倍に当たる607件に上った。知財分野の充実は司法制度改革の重要テーマの一つ。知財分野に強い法曹の育成は知財立国を目指す日本にとって不可欠で、現役法曹の研修や法科大学院などで使う教材開発も課題の一つとなっている。(07:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20031204AT3K0303X03122003.html