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また、武井容疑者が元渉外担当の中川一博容疑者(42)に、盗聴の録音テープは聞き終えた後、すぐに破棄するよう指示していたことも判明。
捜査二課は、武井容疑者が主導的に盗聴にかかわり、違法行為の発覚を防ぐため、証拠隠滅を図った可能性が高いとみている。3日も引き続き本社など数カ所を家宅捜索した。
小滝容疑者は11月14日、盗聴を実行した「アーク横浜探偵局」代表の重村和男容疑者(57)を中川容疑者に紹介し、盗聴をほう助した疑いで逮捕されていた。
同月21日、拘置理由開示の法廷で小滝容疑者は「人事部の責任者として幹部社員7人を盗聴したが、自分の判断で、武井会長は全く関与していない」と述べ独断で盗聴をしたと強調。しかし最近、会長の指示を認める供述を始めた。
捜査二課は小滝容疑者のほかにも武富士関係者から会長指示を認める供述を得ているという。
一方、武井容疑者は中川容疑者に、アーク横浜探偵局などについて小滝容疑者が作成したとされる書類を、秘書から受け取るよう指示。中川容疑者は書類を見て武富士が盗聴していたことを初めて知ったという。
武井容疑者が中川容疑者に最初に盗聴を指示した相手は、経営に批判的だと疑われた同社常務で、東京都杉並区の自宅の電話を約20日間、盗聴したとされる。
武井容疑者は、本社の会長室などで中川容疑者と一緒に、フリーライター、山岡俊介さん(44)らの通話内容を録音した盗聴テープを確認した上で「聞き終えたテープはほかの調査資料とともにすべて破棄するように」と伝えていたという。