2003年12月03日(水) 23時23分
同姓患者と間違え薬渡す 横浜の病院で患者死亡(共同通信)
横浜市中区の社会保険横浜中央病院(坂田寿衛院長)で、食道がんの手術を受けた男性患者(66)に同姓患者の糖尿病の薬を渡すミスがあり、男性が死亡していたことが3日、分かった。
届け出を受けた神奈川県警加賀町署が司法解剖した結果、死因は肺炎だったが、同署は病院関係者から事情を聴くなど死亡との因果関係をさらに調べている。
同病院によると、男性は7月に手術をし、9月中旬に退院。9月26日に外来で診察を受けに来た際、診療受付機で「外科診察」と間違えて「内科薬」のボタンを押した。病院側はカルテの番号の似た同姓患者と取り違え、血糖値を抑える薬を出した。
男性は3日後、血糖値が低い状態で同病院に救急搬送され、10月10日に死亡した。肺結核も患っていたという。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031203-00000263-kyodo-soci