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武井会長の半生は業界の歴史そのもの。昭和41年の創業以来、個人向けローン(無担保)の一般化に尽力した。
スタート直後の貸付残高は50億円規模だったが、今年3月末は340倍もの約1兆7000億円に拡大していた。
株式の時価総額も約9000億円(2日終値ベース)に達し、大手銀と肩を並べるほど。
超ワンマンと揶揄(やゆ)されながらも武井会長の手腕は評価され、特に調達金利、貸倒償却率などを徹底して絞り込むリスク管理に定評があった。
ただ、最近の景気低迷で、自己破産や貸金の焦げ付きの処理費用が増加し、最大手の武富士も影響を受け、平成14年3月期連結決算は、経常利益1832億円(前期比21%減)と2期連続の減益を記録していた。
取り巻く環境の悪化を少しでも改善させるため、各社とも積極的にPR活動を展開。アイフルがチワワの「くぅーちゃん」で女性顧客を増やすなど、独自の経営戦略で成果を上げていた最中での武井会長逮捕だった。
それだけに関係者の衝撃は計り知れず、市場では業界全体の打撃は避けられないとの見方を強めている。
ZAKZAK 2003/12/03
http://www.zakzak.co.jp/society/top/t-2003_12/1t2003120328.html