2003年12月02日(火) 21時35分
「亀岡牛」の生産履歴公開 市が導入、来年3月稼働へ(京都新聞)
京都府の亀岡市は2日、市内で肥育・食肉処理された「亀岡牛」について、消費者がパソコンを使って独自の生産履歴を検索できるシステムを導入する方針を発表した。市内の業界団体が独自にデータを作成し、全国システムに加えてより詳しい情報を提供するという。来年3月の稼働を予定している。
国のトレーサビリティー(生産履歴)制度では、全国で販売される牛肉に識別番号がつけられ、消費者が牛の出生日や産地をインターネットで検索できるようになる。市の計画ではこれに加え、亀岡牛については生産者や肥育施設の写真、飼料の種類、衛生情報なども分かるようにするという。
市内の生産・流通関連業者でつくる「亀岡牛枝肉振興協議会」が、日々食肉センターで処理される牛の履歴をデータ化。これを全国のデータベースに付加し、消費者が店頭や自宅で検索できるようにする。
市はシステム整備費100万円を一般会計補正予算案に盛り込み、12月議会に提案する予定。「より詳しい情報を提供することで、亀岡牛の安全性の高さをアピールしたい」としている。 (京都新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031202-00000067-kyt-l26