2003年12月02日(火) 19時52分
ネット料金の架空請求が急増−−「自宅まで回収に行く」と脅迫も /静岡(毎日新聞)
インターネットのアダルトサイトなどの料金請求をメールやハガキで送りつけ、金をだまし取る被害が県内で急増している。最近は、捜査機関などの追及を避けるため振込先などを明記せず、携帯電話などに連絡させるなど手口が巧妙化しており、県は請求に応じたり、連絡することがないよう注意を呼びかけている。
県民生活室によると、アダルトサイトの利用料を装った架空請求相談は7〜9月の3カ月で2578件(前年同期443件)に達した。メールやハガキで請求し、「3日以内に払わないと自宅まで回収に行く」などと脅迫するもの。
以前は振込先の口座番号などが書かれていたが、最近では携帯電話の番号だけを記して連絡するよう指示する形式が増えている。電話で連絡すると、脅迫に近い文言で振り込みを迫るケースなどが報告されている。請求金額も高額化し、数回の脅迫で100万円以上をだまし取られた例もあるという。
請求は、アダルトサイトの利用などとは無関係に送りつけられている。同室は、入手したなんらかの名簿を参考にしていると見ており、「自宅に回収に来た例はなく、無視するのが一番」と話している。【北川仁士】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031202-00000006-mai-l22