2003年12月02日(火) 07時01分
国立大学向け共同保険創設へ、損保が新市場開拓(日経新聞)
東京海上火災保険など主要損保7社は、来年4月から法人化する全国の国立大学向けの共同損害保険を開発する。大学施設の破損などを補償する火災保険や、大学病院の医療上の過失を対象にした賠償責任保険などを売り出す計画。損保各社は年間の保険料収入が総額数十億円規模に達する「国立大ビジネス」を新たな市場として期待している。
国立大学は国立大学法人法に基づき、来年4月に法人に移行する。現在は大学の施設が破損したり、大学に賠償責任が発生した場合は、国が一律に補償しているので、個々の大学は損保に加入する必要はない。来年4月の法人化後は、個々の大学法人の運営責任が重くなるので、各大学は損害保険などを使った個別のリスク管理を迫られる。(07:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20031202AT1F0101001122003.html