2003年12月02日(火) 21時27分
整備士検定の問題漏れる トヨタから系列業者に(共同通信)
国土交通省は、11月30日に行われた1級小型自動車整備士技能検定の学科試験50問のうち38問が、トヨタ自動車から系列ディーラー約300社に、練習問題として漏れていたと2日発表した。
トヨタ側も漏れたことを認めている。今回の受験者7317人のうち、トヨタ系列での受験者は3000人超で、国交省は事前に問題を知っていた受験者を調べ、合格を無効にする。問題を漏らした検定専門委員はトヨタのアフターマーケット本部の課長(42)で、委員を解任する方針。国交省によると、技能検定試験が漏れたのは初めて。
国交省によると、同省は試験問題を作る際、技術的に問題がないかチェックしてもらうため7月から数回にわたり、計38問をトヨタの専門委員に伝えた。この委員が、ディーラーのトレーニング担当者に問題を渡した。その後、系列ディーラー本社に、38問を含む約100問が練習問題としてメールで送られた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031202-00000251-kyodo-soci