2003年12月02日(火) 07時01分
首都高夜間割引でETC車が大幅増加(日経新聞)
国土交通省と首都高速道路公団は1日、首都高速の夜間・早朝料金を約半額にする割引制度を11月28日夜から導入したところ、割引対象になる自動料金収受システム(ETC)搭載車の通行量が大幅に増えたとの速報結果をまとめた。
夜間・早朝割引はETC車を対象に、午後10時から午前6時前まで、最大で東京線普通車を700円から400円に、神奈川線を600円から300円に割り引く。
事実上の初日となった29日の割引時間帯は、雨のため通常(割引前の1カ月平均)に比べて全体の通行台数が1万台減少して23万4700台にとどまったが、ETC搭載車は逆に2500台増え、3万800台になった。国交省は「時間をずらして夜間に利用したり、一般道から首都高速に移行した利用者も多かったようだ」と分析している。
割引開始を待つ車の列で渋滞が起こることもなく、順調な滑り出しになったという。国交省は今後、夜間・早朝割引が広く知られるようになれば、さらにETC車の利用は増えるとみている。割引は来年3月1日朝まで続ける。(07:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20031202AT1F0101201122003.html