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「食」に対する安全意識や健康志向が高まり、スーパーの店頭で生鮮野菜などの履歴を開示する動きが拡大している。
「トレーサビリティシステム」は生産・処理・加工・流通・販売の各段階で、食品とその情報をさかのぼることができる仕組み。消費者は「情報付き農産物」で誰が、どの農場で、どんな農薬・肥料をどれだけ使ったかを知ることができる。
高橋さんは「安心・安全な農産物で差別化を図り、信頼性を高めたい」と考え、昨年九月に青果の流通システムを手がける「生鮮履歴情報株式会社」(東京・港区)と提携。同社のシステムを取り入れた。
小松菜を出荷する際、生産情報の入った二次元バーコードを添付。店頭の端末機でバーコードを読みとり、消費者が履歴情報を確認できる。また「生鮮履歴情報」のホームページで品種や生産者名を入力すると、農薬の名称や使用回数、生産者の連絡先、栽培方法などが表れる。
高橋さんはこのシステムによって▽第三者機関による農薬の正否・使用方法のチェック▽偽装の完全防止▽安全の提供−などができるとし、「品質管理に神経を使うが、生産者と消費者の信頼関係が高まる」と語る。現在は東京の大手量販店のみで可能だが、順次拡大していきたいという。
「履歴公開は消費者の新しいニーズ」という高橋さん。「品質はもちろん、消費者の目線で信頼性の高いものを提供していきたい」と意気込む。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20031201/lcl_____ibg_____000.shtml