2003年11月28日(金) 23時00分
公取委、電動スクーター販売3社に排除命令(日経新聞)
電動モーター付き二輪車「電動スクーター」の販売に際し、実際は法的基準を満たしておらず公道を走れないのに、パンフレットなどに「公道の走行が可能」などと表示していたとして、公正取引委員会は28日、製品の輸入販売会社3社に景品表示法違反(優良誤認)で排除命令を出した。
命令を受けたのは中国製電動スクーターの輸入販売を手掛けるニシハラプロダクツ(愛知県新川町)、山真製鋸(静岡県浜松市)、ビング(秋田県西仙北町)。
公取委によると、3社は昨年6月から1年間、実際は道路運送車両法の保安基準を満たさず公道を走行できない電動スクーター計11製品について、パンフレットなどに「原付きとして保安基準をパスしている」「ナンバープレートを取得すれば公道を走れる」などと表示し販売していた。
保安基準上、原動機付き自転車には前・後輪のブレーキや前照灯などの装備が必要。だが3社の製品は、前輪ブレーキや前照灯がないなど基準を満たしていなかった。(23:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20031128AT1G2801I28112003.html