2003年11月28日(金) 18時25分
後発薬の価格をさらに安く 「新薬の8割」見直しへ(共同通信)
厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)薬価専門部会は28日、特許が切れた新薬と同成分で割安な後発品の価格をさらに引き下げることを柱とする2004年度の薬価改定に向けた算定方法の見直し案をまとめた。
近く中医協総会に報告する。具体的な下げ幅などは同部会で年内までに検討する。
後発品は新薬に比べ研究開発費がほとんどかからないため、これまで新たに保険適用される時の価格は新薬の8割と決められていた。
しかし同部会の調査では、2000−01年度に発売された後発品の薬価は、実売価格の下落により、02年度の改定で平均約4割と大幅に引き下げられた。「新薬の8割」という公定価格が実態に合わないものになっていた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031128-00000143-kyodo-soci