2003年11月28日(金) 00時30分
ファイル交換ソフトWinny悪用、少年ら2人逮捕(読売新聞)
インターネットを通じ個人のパソコン同士でやり取りするデータ交換ソフト「Winny」を使い、映画やゲームソフトをネット上で公開したとして、京都府警ハイテク犯罪対策室は27日、群馬県高崎市飯塚町、自営業木本勝彦容疑者(41)と松山市内の無職少年(19)を著作権法違反(公衆送信権の侵害)容疑で逮捕した。
Winnyは、映画や音楽を無料ダウンロードでき、特定のサーバーを経由せず発信源などの特定が困難なため、関連業界が問題視していたソフトで、摘発は全国初。
Winnyは製作者らのホームページ(HP)で無料配布されていたが、府警は同日、関連先として国内の製作者宅も家宅捜索し、HPも閉鎖された。
調べによると、木本容疑者は9月25日ごろ、Winny経由で、自宅パソコンから米映画「ビューティフル・マインド」を、少年も同12日ごろ、任天堂のゲームソフト「スーパーマリオ・アドバンス」を自動送信できる状態にし、著作権を侵害した疑い。2人は「ネット社会で認めてもらいたかった」などと、容疑を認めている。
コンピュータソフトウェア著作権協会によると、Winnyの利用者は全国で約24万6000人という。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031127-00000413-yom-soci