2003年11月27日(木) 00時00分

ヤミ金初公判 ４被告に１—２年求刑 （東京新聞）

　債務者支援のような業者名で無登録の貸金業を営み、法定を大きく上回る利息を取ったとして、出資法違反などの罪に問われた広告代理業、田島利幸被告（５２）らヤミ金業者四人の初公判が二十六日、横浜地裁（廣瀬健二裁判官）であり、四被告とも起訴事実を認めた。

　検察側は「暴利をむさぼり、犯行は極めて悪質」として、経営者とされる田島被告と、総括責任者の無職吉原宏治被告（３２）に懲役二年、罰金二百万円を、従業員の二被告に懲役一年、罰金百万円を求刑した。判決は十二月二十四日に言い渡される。

　起訴状などによると、田島被告らは藤沢市内で無登録の貸金業を開業し、昨年十月から今年六月、三十回にわたり計十二人に百十三万九千円を貸し、七月までに百三回にわたって、法定を超える利息の計百八十万四千円を受け取った。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20031127/lcl_____kgw_____002.shtml