2003年11月25日(火) 13時45分
宿泊拒否問題 熊本地検が告発状を受理(熊本日日新聞)
阿蘇郡南小国町の「アイレディース宮殿黒川温泉ホテル」が、国立ハンセン病療養所・菊池恵楓園(菊池郡合志町)に入所する元患者らの宿泊を拒否した問題で、熊本地検は二十五日、熊本地方法務局と県が旅館業法違反容疑で提出していた告発状を受理した。
同法務局と県は担当者を同ホテルなどに派遣し、事実関係を調査した結果、「悪質な人権侵犯事案に当たる」と判断。同容疑での告発状を二十一日に提出していた。
旅館業法は正当な理由がないのに宿泊を拒否してはならないと規定。違反すれば二万円以下の罰金と定めている。
この問題で、同ホテルの総支配人らは二十日、菊池恵楓園を訪れ謝罪。同園の入所者側は「責任の取り方が明確でない」として、謝罪文の受け取りを拒否した。
http://kumanichi.com/news/local/main/200311/20031125000211.htm