2003年11月25日(火) 07時26分
ナンバーポータビリティ制度、予定どおり始動(ZDNet)
電話会社でつくる米国通信協会(USTA)は11月21日、固定電話から携帯電話へのナンバーポータビリティ制度の発効延期を米コロンビア地区の連邦控訴裁に申し立てた。これを受けて裁判所は審理に当たることに同意したが、判決は12月以降となる。このため同制度は予定どおり11月24日に始動した。
USTAは訴状の中で、当局が携帯電話会社に有利なようにナンバーポータビリティ制度を「故意にゆがめた」と主張。これによって「固定電話と携帯電話業界の間の規制上の格差が大幅に広がるとともに、通信サービス提供企業を乗り換える際に元の番号を維持したい消費者にとっての選択肢が制限される」とUSTAは訴えている。
USTAがナンバーポータビリティ制度に関連して裁判所に訴えたのはこれが二度目。20日には、米連邦通信委員会(FCC)命令の見直しを求める申し立てを同連邦控訴裁に提出している。(ZDNet)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031125-00000010-zdn-sci