2003年11月24日(月) 21時26分
意思疎通なしと訂正、謝罪 過剰照射で国立弘前病院(共同通信)
国立弘前病院(青森県弘前市)で患者317人に放射線を過剰照射したとされる問題で、伊藤文也院長は24日、事故原因について「医師の意図した照射法と技師の実施した方法に違いがあり、(院内の)意思疎通がなかった」と、これまでの「技師の計算ミス」とする見解を訂正、謝罪した。
原因については今月4日に日本医学放射線学会など専門家による調査団が「あいまいな医師の指示を技師が確認していなかった」と同様の指摘をしたが、病院側は翌日「医師の指示は明確だった。技師は指示通りにしようとしたが計算式が分からず照射量を誤った」と反論していた。
見解の訂正について伊藤院長は「私や担当医師が照射方法について認識不足だった。おわびしたい」と話している。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031124-00000124-kyodo-soci