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三重県松阪市と県松阪食肉公社（社長・下村猛市長）は１２月９日から松阪牛をインターネット上で販売する「松阪牛枝肉ネットオークション」を始める。ブランド牛では全国初のシステムという。２６日、東京都内で関係者らを対象にシステムのＰＲ説明会を開く。
事前に登録した買い手がネット上で入札する仕組み。公社は牛の格付けや画像、飼育の履歴、肉のうまみ成分の不飽和脂肪酸の成分比率なども公開する。落札者にはメールで通知した後、請求額をファクスする。月２回の開催を予定している。
現在、取引は東京食肉市場での競りと、肥育農家と食肉業者間の相対取引に限られており、販路拡大などがねらいだ。
市は「全国の食肉業者の直接購入が可能になり、販路の拡大につながる。肥育農家は子牛を計画的に導入し、出荷時期も自由に選べるので、供給が増え価格安定を図ることができる」としている。(11/23 22:00)