2003年11月23日(日) 11時26分
<浦添市>ネット安全教室、市民ら防止法など学ぶ(琉球新報)
市民に情報犯罪の被害に遭わないための予防策などを教えたインターネット安全教室=浦添市民会館大ホール
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【浦添】インターネットでウイルス感染や詐欺、プライバシー侵害など情報犯罪の被害に遭わないようにと13日、「インターネット安全教室」が浦添市民会館大ホールで開催された。経済産業省とNPO・日本ネットワークセキュリティー協会(JNSA)が全国で開催している「情報セキュリティー啓発キャラバン」の一環で、浦添市が共催した。市民ら関心のある700人余が参加した。
会場から4人が参加しての体験学習では、これまで世界各地で実際に発生した「ブラスター」などのコンピューターウイルスを再現して見せ、最近のウイルスが分かりにくく巧妙になっていることが報告された。
安全教室ではまず、ウイルス対策や悪質なメールへの対処法、個人情報が漏えいし、悪用されたときの対応など情報犯罪被害に遭わないための注意事項などを分かりやすく説明したCD-ROMを上映した後、JNSAの下村正洋事務局長がさらに丁寧に解説した。
続いて県警の齋藤正憲生活安全部調査官がハイテク犯罪の現状について話し、県内のハイテク犯罪の検挙件数、相談件数がともに急増している状況を説明。県内での検挙事例のほか、メールを利用した架空請求を見破るコツなどを詳細に説明、「相手の連絡先に不用意に電話しない」ことなど対処方法を伝えた。(琉球新報)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031123-00000002-ryu-oki