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【意外性が魅力】
ヤフー・ジャパンが運営しているネットオークションは10月末現在で「プレミアム会員」登録数が335万件と、昨年9月に200万件を超えて以来、1年間で100万件以上の伸びを記録した。
中古品が予想以上に安く買えたり、出品した品物が高値で落札されることもあり、通常のショッピングでは得られない意外性が魅力だ。
しかし一方で、入札の際にライバルと張り合って思わぬ高値へ競り上げてしまう場合もある。同じような商品が1週間後に半額で出品されることもあるから、冷静に次のチャンスを待つゆとりが大切とか。
ヤフーは2001年5月から会費月額280円、昨年から1品につき出品料10円を取る有料制にしたが、「その後も参加者は増えている」。有料化で本人確認ができることや、宣伝目的の出品、買う意思がないのに入札するなどの行為がある程度防げ、取引の信頼性が高まったとみている。
参加者の70%が男性で20−30代が7割以上を占めている。ただオークションを見るだけの人も含めると1270万人以上が参加しており、「今後のブロードバンドの普及でさらに拡大する可能性が大きい」と同社は予想している。
【女性向けの企画も】
ネット上のショッピングモール大手、楽天も4年前にオークション「楽天フリマ」をスタート。会員登録は無料で「10月末現在は前年同期比約2倍の伸び」という。買い物サイトが出発点とあってオークション参加者は女性が多く、「ブランド品、ジュエリーなど女性向けに特化した企画」を打ち出しているのが特色。
苦情は「入札の仕方が分からない」「入札制限時間内で競り落としたつもりが自動延長された」など、仕組みに対する理解不足が原因のことも少なくない。出品者のパソコンの故障や入院などで、落札者が「出品者と連絡がつかない」といった例もあった。
違法コピーなど出品禁止物は「違反している物品を発見したり、指摘を受けた商品は、確認の上可能な限り早急に削除する」(ヤフー)ことにしているという。
ZAKZAK 2003/11/22
http://www.zakzak.co.jp/society/top/t-2003_11/1t2003112224.html