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2003年11月22日(土) 21時00分

患者の体内にガーゼ置き忘れ 10、11月に県立中央病院で2件のミス発覚 /高知毎日新聞

 高知県立中央病院(高知市桜井町2)は21日、患者の体内にガーゼを置き忘れたまま縫合する医療ミスが2件あったと発表した。
 同病院によると、今年10月、黄だん症状で入院した女性の体内に内視鏡を入れた際、十二指腸に穴が開いた。穴をふさぐための緊急手術を行ったが、翌日のレントゲン検査で腹の中にガーゼを発見し、手術で除去した。ガーゼは35センチ四方で、発見時はこぶし大のかたまりになっていた。女性はその後、順調に回復しているという。
 さらに11月には、腸閉塞と診断された男性患者の手術の際、体内からガーゼが発見され、除去した。ガーゼは30センチ四方で、発見時には2、3センチ大のかたまりになっていた。男性患者は01年7月と02年1月にも同病院で胃の手術をしている。同病院は「02年1月の手術の際、残ったガーゼではないか」とみている。術後の経過は現在、観察中という。
 堀見忠司院長は「両ケースとも手術後にガーゼの枚数を数えていたが、数え間違いがあった。患者やご家族に申し訳ない」と話した。また再発防止のため、手術終了時にレントゲン撮影を行うなどの対策を徹底することを強調した。
 【柴崎達矢】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031122-00000004-mai-l39