2003年11月22日(土) 21時03分
麻酔薬10倍注射、男性死亡=危篤で延命措置中にミス−京都(時事通信)
京都市伏見区の医療法人社団松ケ崎記念病院(梅原誼院長)で、危篤状態の男性患者(73)が通常の10倍の麻酔薬を誤って注射され、直後に死亡していたことが22日、分かった。同病院はミスを認めて遺族に謝罪した。届け出を受けた伏見署は業務上過失致死の疑いもあるとみて、慎重に調べている。
同署と病院側によると、男性は脳幹梗塞(こうそく)で意識がなく、約2年半前に入院。今月15日、腎不全に心筋梗塞を併発して危篤状態になった。延命のため、院長の指示で看護師が心臓収縮を抑える麻酔薬「リドカイン」を注射したが、直後に心臓が停止し、約30分後に死亡した。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031122-00000839-jij-soci