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埼玉県川口市のスポーツジム経営会社「サッポロスポーツプラザ」(高橋賢治社長)のジム「パル川口」で、売上金を着服した社員が発覚を恐れてパソコン8台を盗み出して廃棄し、このうち過去に在籍した会員ら数千人の個人情報が入った1台が見つかっていないことが21日、分かった。川口署は同社の届け出を受け、窃盗事件として調べている。
同社によると、社員は12日未明、持ち出した鍵で事務室に侵入し、パソコン8台を盗み出した。同社が同日、社員に事情を聴いたところ、廃棄したことなどをを認めた。社員は、数十万円の使い込みが発覚しないように、売上金額などをパソコンで不正操作していたという。同社は市内などで廃棄されたパソコンを捜したが、8台中7台しか回収できなかった。
この1台には、95年5月〜01年12月に在籍した会員の氏名、住所、性別、電話、生年月日、会費引き落とし金融機関名と口座番号、請求履歴、保護者氏名と続柄などが保存されていた。同社は「悪用される可能性もあり、架空請求の詐欺などに注意してほしい」とおわび文を対象者に郵送した。同社はこの社員を休職扱いにしている。
同社は、サッポロホールディングスの100%子会社。【小原綾子】
[毎日新聞11月22日] ( 2003-11-22-03:00 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20031122k0000m040156001c.html