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山形新聞は、10月末まで随時掲載していた病院の医療活動などを紹介する「企画特集」について、「医療法に抵触する恐れがある」として掲載を中止した。
特集は、昨年11月から計12回掲載され、6病院が登場した。1ページを使って病院の機能や活動を写真入りで詳しく紹介、医療関連会社の広告もあわせて掲載している。
一般記事のような体裁をとっているが、朝日新聞の取材に対し、同社はこの特集については「広告企画」と説明。しかし、病院側に対しては「記事と誤認させるようなまぎらわしい説明をしていた」という。
さらに、病院側には「広告料」としてではなく、企画料や掲載後に贈る紙面のパネル代などの名目で料金を請求、病院側も一部を除いて応じ、100万円を払ったところもあったという。
医療法は、医療機関が広告に掲載できる内容を、病院名や診療科名などに限定していることから、「医療法に触れるのではないか」との指摘があり、社内調査した結果、「同法に抵触する恐れがある」と判断した。
厚生労働省などによると、外観上は記事の形でも広告料を支払っているような場合は規制対象で、病院の写真も掲載できないという。(11/21 08:27)