2003年11月20日(木) 00時00分
悪質業者名を公表へ 水源条例案(朝日新聞・)
水道水源を産業廃棄物などの汚染から守る新たな県条例に、悪質業者の名前を県が公表できる条項が盛り込まれる見通しになった。超党派の県議34人でつくる研究会(小野寺初正座長)は19日、座長私案を公表した。来年2月の提案を目指しており、可決されれば9月にも施行される。
私案では、県は保全地域を指定できる。域内に一定規模以上の産廃処分場などを造る業者は、「2年以上かかる」とされる環境アセスメントを経た上で、県への届け出が必要になる。届け出なかったり、届け出後に県の指導勧告に従わなかったりした場合、県は、業者名を公表できる。
対象とする開発の規模は未定だが、小野寺座長は「2ヘクタール以上にしたい」と話す。既にある環境影響評価条例の対象は、埋め立て面積10ヘクタール以上の産廃処分場だ。
この条例にも悪質な業者名を公表できる条項がある。県によると、99年6月の施行後は、処分場設置の届け出はないという。
(11/20)
http://mytown.asahi.com/miyagi/news02.asp?kiji=4660
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