2003年11月20日(木) 12時26分
またも“乗っ取りポップアップ”広告支持の判断(ZDNet)
米連邦地裁判事は11月19日、米大手銀行のWells Fargoが無料広告ソフト提供企業WhenU.comを相手取り、自社サイトを訪れた顧客に競合企業のポップアップ広告を表示するのをやめるよう求めた仮差し止め請求を退けた。
Wells Fargoと原告のQuicken Loansは、WhenU.comが自社のサイトを訪れたユーザーに対して競合企業の広告を露出させるのは著作権および商標の侵害に当たると主張している。
この判事は、「原告側のWebページが開かれるのと同時に、WhenU広告の一部が別ウインドウで表示されたのは事実だが、商業目的のために原告側の商標を利用したものではない」と記している。
仮段階の意見にすぎないが、U-Haul Internationalが起こした訴訟で下されたWhenU.com支持の判決と同じ論調だ。Wells Fargoなどの少数の当事者と同様に、U-HaulはWhenUが商標と著作権を侵害したと訴えたが、9月に連邦地裁はWhenU寄りの判決を下している。(ZDNet)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031120-00000026-zdn-sci