2003年11月20日(木) 07時00分
100円ショップ、均一価格転換(日経新聞)
「100円均一」の安さを売り物に成長してきた100円ショップが価格戦略を高めに転換し始めた。300円や500円、1000円といった複数の価格帯を設け、従来の日用雑貨や食料品中心から衣料品やインテリア関連などへ品ぞろえを拡充していく。長引くデフレで「安さ慣れ」した消費者に新たな値ごろ感をアピールしながら、新興安売り店などに対抗する。
100円ショップ最大手の大創産業(広島県東広島市、矢野博丈社長)は今期中に、大部分の店舗で100円を超える商品を導入する。150円は子供靴など約40品目、200円は女性用下着など約260品目、300円では男性用ワイシャツなど。価格帯を分けることで取扱商品の幅が広がり、新たな顧客層を呼び込む。
100円超の商品は一部の大型直営店で先行販売していた。売れ行きが好調なため、フランチャイズチェーン(FC)加盟店からの導入要請が多く、FC店約1500店や小型直営店でも発注できるようにした。(07:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20031120AT1D1903V19112003.html