2003年11月19日(水) 20時39分
武富士は「一種のタブー」 盗聴被害の記者が会見(共同通信)
消費者金融大手「武富士」の元社員らによる盗聴事件で、被害に遭ったとされるフリー記者山岡俊介さん(44)が19日、日本外国特派員協会(東京)で会見し「武富士は一種のタブーだった」と述べ、武富士の疑惑を報道する難しさを訴えた。
山岡さんは「武富士はマスコミに大量の広告を出し、ヤクザや警察と関係がある。多くの大手雑誌社に盗聴疑惑の掲載を持ち掛けたが、取り扱われなかった」と説明。武井保雄会長が裕福で社会的地位が高いことを紹介した後、盗聴事件で「その地位を失おうとしている」と述べた。
警察と武富士の癒着を報じた別の記者も出席し「警察官が部下のリストを武富士に渡し、消費者金融から借金をしていないか調べさせた」という実態を紹介した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031119-00000248-kyodo-soci