2003年11月19日(水) 19時37分
ファミマ会員情報流出は18万人分、社長ら6人処分(日経新聞)
ファミリーマートのネット通販向け会員制度「ファミマ・クラブ」の会員宅に不審な請求書などが送りつけられていた問題で、同社は19日、約18万人分に上る個人情報の流出があったことが分かったと発表した。流出経路は不明だが、会員向けメールマガジンの運営を委託した会社が可能性が高いとしている。同社は上田準二社長ら幹部6人を減給処分にした。
同クラブの会員は現在約140万人。昨年10月17日時点でメルマガを受け取っていた会員全員の住所、氏名、生年月日、電話番号、性別と電子メールアドレスが流出した。通信事業者や債権回収会社を名乗る者がこれを悪用、架空請求書などを送りつけ、同社にはこれまでに会員5600人から架空請求書を受け取ったと連絡があった。1人は実際に請求に応じて支払っていた。
会員情報を知ることができたのは子会社のファミマ・ドット・コム(東京・豊島)の従業員4人と、メルマガの運営を委託した会社の従業員4人のみ。アクセス記録や事情聴取から子会社の4人は漏えいに関与していないと判断した。(19:37)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20031120AT1G1902K19112003.html