2003年11月19日(水) 18時19分

身障者用トイレ設置１３％　駅などのバリアフリー改善（共同通信）

　国土交通省は１９日、１日５０００人以上が利用する全国の駅や空港などの交通施設計２８１５カ所を対象に調べた２００２年度のバリアフリー化の進ちょく状況を発表した。０１年度に２・７％だった身体障害者用トイレの設置率が１３・１％となるなど、全体的に改善が進んでいる。
　０２年度の内訳では、視覚障害者誘導用のブロック設置率が前年度より７・７ポイント増の７２・０％。車いすで利用できるようスロープやエスカレーター設置などによる段差の解消率も３９・４％と６・１ポイント向上した。
　車いすが出入りできる乗降口の確保や聴覚障害者のために行き先などを知らせる文字情報モニターを備えるなどの基準をクリアしている鉄道車両は１９・４％、旅客船で２・１％だった。航空機の基準適合率は２４・５％。バスは２０・４％がノンステップバスか低床バスになった。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031119-00000184-kyodo-soci