2003年11月19日(水) 09時15分
Nokia携帯、純正バッテリーなら“爆発”せず(ZDNet)
Nokia製携帯電話が“爆発”したとする先の調査報告は、サンプルに偽造品のバッテリーを使ったことによるものだとして、Nokiaが新たな調査結果を発表した。
今回のテストは、先の調査報告を発表したのと同じベルギーの消費者団体Test-Aankoopが、Nokia純正バッテリーのみを利用した携帯電話であらためて実施。その結果、こうしたバッテリーは回路のショートが起きないようになっており、消費者にとって安全であることが示されたとNokiaは発表文で述べている。
過去2カ月で4件の携帯電話爆発事故が報告されたことを受け、バッテリーには安全テストが義務付けられている。事故が報告されたうちの1台はKyocera Wirelessの携帯電話だった。
Nokia製携帯電話用の偽造品のバッテリー販売に対して当局が法的措置を講じる上で、Nokiaも協力しているという。オランダ、英国など欧州の各国では偽造バッテリー数千台が押収された。Nokiaはほかの国でも同様の措置を取る計画だとしている。
Nokia副社長のジャンヌ・ジョーマレイネン氏は談話の中で「Nokia純正バッテリーを使ったTest-Aankoopの今回のテスト結果によって、Nokia製品の安全性に対する懸念はすべて一掃されたと考える。業界全般にわたるこの問題にメディアが注目したことで、非純正バッテリーの潜在的な危険性、および安全性に問題のある偽製品を市場から締め出すために業界が進めている戦いに、スポットが当てられた」と語っている。(ZDNet)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031119-00000002-zdn-sci