2003年11月18日(火) 00時00分
年金狙う不審電話 社保事務所が注意(朝日新聞・)
社会保険事務所の職員などを装い、「年金の未納分を納めないと支給を停止する」などと言って現金をだまし取ろうとする不審な電話が、県内で相次いでいる。勤め先などの個人情報を聞き出そうとする電話も含めると、今年度に入って10月末までに143件。実際の被害は出ていないが、福島社会保険事務局は注意を呼びかけている。
同事務局によると、143件のうち、現金を振り込むよう求めるなどした金銭がらみの不審電話は、届け出があっただけで計29件に上る。
「国民年金の未納分23万8200円を指定の日までに納めないと、年金の支給を停止する」などと要求する手口で、詳しく聞こうとすると電話が切れてしまうことが多いという。
いわき市では文書を送りつける新たな手口も1件発覚している。
8月下旬、市内の女性あてに「日本債権管理センター」から「あなたに対する債権の一部が不良債権となり、当社が委託を受け回収することになった。あなたが受けている年金の一部を回収にあてる」という文書が届いた。女性が書いてあった携帯電話に連絡し、「借金はしていない」と言うと「決まりですから」と答え、詳しい説明もなく一方的に切れたという。
同事務局は「おかしいと思ったらすぐに最寄りの社会保険事務所に連絡してほしい」と話している。
(11/18)
http://mytown.asahi.com/fukushima/news02.asp?kiji=4994
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