2003年11月18日(火) 22時05分
[くらしけいざい]ヤミ金融や出会い系サイト 架空請求の相談急増 /熊本(毎日新聞)
今年度上半期(4〜9月)に県消費生活センターに寄せられた相談は7787件(前年度同期比28%増)に上り、過去最高となったことが同センターのまとめで分かった。特に消費者金融や出会い系サイトの架空請求に関する相談が急増している。
最も多かったのは消費者金融やクレジットなどに関する相談で2514件(同67%増)。次いで出会い系サイトや電話情報提供サービスなどの相談が2140件に上り、前年度同期の4・7倍と大幅に増えた。
「息子(21)あてに利用した覚えのない有料サイト業者から債権譲渡を受けたという業者から料金の請求を受けた」(41歳女性)「契約した覚えがない借金についての督促の請求がはがきで来た」(76歳男性)など男性あての架空請求が圧倒的に多く、男性の相談件数が初めて女性を上回った。
同センターは「各種名簿や過去の利用履歴などの個人情報をもとに無差別に架空の利用料を請求するケースが増えている。身に覚えがなければ無視し、絶対に支払わないこと。脅しがあった場合は警察に相談してほしい」と話している。【米岡紘子】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031118-00000003-mai-l43