2003年11月18日(火) 20時36分
プロデューサーが1000万円流用、日テレが会見(日経新聞)
日本テレビ放送網の視聴率操作問題で、日本テレビ「視聴率操作」調査委員会(委員長、江幡修三元検事総長)は18日、プロデューサーが不正工作のために制作費約1000万円を流用、約875万円を視聴率調査対象世帯の割り出しなどの費用に充てていたとする調査報告書を発表した。ほかの同社役員・社員の不正工作への関与は確認されなかった。
これを受け日テレは、18日付で萩原敏雄社長(67)を副社長に降格、後任社長に間部耕苹副会長(69)が就任する人事を発表した。氏家斉一郎会長兼グループ最高経営責任者(CEO、77)は会長に留任するが、グループCEOは辞任する。
不正工作をしていたのは同社の安藤正臣プロデューサー(41)。25日付で懲戒解雇処分する。報告書によると、不正工作は2000年3月から今年7月にかけて、3年以上にわたり日テレの7番組を含む計13番組について行われた。同プロデューサーは制作会社への制作費名目などで水増し・架空請求を会社に行い約1007万円を調達。自己資金を加えた計1327万円のうち、約875万円を工作費用に充てた。(20:36)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20031119AT1G1802C18112003.html