2003年11月18日(火) 23時00分
ICタグで児童の行動把握、大日印とドコモ子会社(日経新聞)
大日本印刷は18日、NTTドコモ子会社と共同でICチップを搭載した荷札(タグ)を活用した児童の行動追跡システムを開発したと発表した。学校の校門や学習塾の出入り口に読み取り装置を設置、児童がタグをかざすと父兄のパソコンや携帯電話に電子メールを送信する。職場などからも児童の行動を把握できる。2年後に10億円の売り上げを見込む。
来年3月から販売するシステムは「キッズセーフティパス」。NTTドコモ子会社のドコモ・システムズ(東京・港)と共同で開発した。タグには児童固有の番号(ID)を記録、IDを読み取った場所や時間帯に応じて「塾に到着しました」などのメールを自動送信する。
既に首都圏で学習塾を運営する数社が導入を検討している。出欠管理に利用できるほか、保護者への連絡網にも応用できる。今後は駅などにも読み取り装置の導入を働きかける。サービスの登録費用は児童1人あたり3000円、月額利用料は300円。(23:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20031119AT1D1804J18112003.html