2003年11月18日(火) 17時26分
1000万流用し買収工作、日テレ視聴率操作で調査報告(日経新聞)
テレビ視聴率を番組プロデューサーが買収工作で操作した問題で、日本テレビの調査委員会(委員長・江幡修三元検事総長)が18日、東京都港区の同社で記者会見。プロデューサーが制作費の水増しや架空請求で約1000万円流用、不正工作に約875万円使ったことを明らかにした。他の社員の関与は認められないとした。
不正工作したのは同社編成局の安藤正臣プロデューサー(41)。
調査報告書によると、同プロデューサーは2000年3月ごろから、民間調査会社に視聴率モニター世帯の割り出しを依頼。交渉役などを介して十数世帯に番組視聴を交渉した。
このうち6世帯が視聴を承諾したが、3世帯は別の調査の対象世帯で、実際に視聴率操作に成功したのは最大で3世帯だった。3世帯が番組視聴したとして影響される視聴率は0・5%という。
承諾の謝礼には、番組ごとに1万円分の商品券を渡していた。視聴を依頼した番組は計13番組に上る。〔共同〕(17:26)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20031118AT3K1803218112003.html