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中国で「HONGDA」の名を使った二輪車が商標権を侵害したとして、ホンダが重慶市の二輪車メーカー、力帆グループに対し、商標使用差し止めなどを求める訴訟を起こし、17日から北京で審理が始まった。力帆側は、侵害にあたらないと主張している。
「HONGDA」は中国語表記「轟達」をローマ字で表したもの。製造元の力帆は中国の大手で、東南アジアなどにも輸出している。ホンダ北京事務所は「ホンダと力帆が提携関係にあるなどの誤解を消費者に与えかねない」としていて、商標使用差し止めと損害賠償約2500万元(3億3000万円)、さらに謝罪広告を出すよう求めた。
中国製二輪車では、日本メーカーのデザインや商標をまねる事例が後を絶たず、堂々と「HONDA」と刻印したものや、「HONTO」「HAODA」などまぎらわしい製品を見かける。ホンダは中国各地で行政当局に要請し、すでに100件以上を摘発した。
ホンダはこの訴訟で00年末に北京で見つけた二輪車を証拠として法廷に出したが、力帆は最新の製品ではHONGDAの商標使用をやめ、力帆のローマ字表記「LIFAN」を使っている。
(11/18 17:32)