2003年11月18日(火) 00時00分

下宿管理人に懲役８年 公立高運動部女子に乱暴 （東京新聞）

　公立高校運動部の女子生徒に乱暴するなどしたとして、準強姦（ごうかん）や県青少年育成条例違反などの罪に問われた生徒の下宿先管理人で柏市船戸、左官業鈴木芳範被告（５３）の判決公判が十七日、地裁松戸支部であった。小池洋吉裁判長は「父母の信頼を裏切り、欲望のおもむくままの犯行で責任は重い」と、懲役八年（求刑懲役十年）を言い渡した。

　判決理由で小池裁判長は、暴力的に運動部を支配する顧問との親しい関係を誇示し、退部させられたら退学になると心理的に追い込んで抵抗できないようにしたと指摘。売買春だったとする被告側の主張については「金欲しさの援助交際ではなかった。被害者の証言は十分に信用できる」と退けた。

　判決によると、鈴木被告は一昨年五月上旬、路上に止めたトラックの中で、下宿させていた女子生徒にわいせつな行為をしたほか、ほかの女子生徒たちにも同じ行為をした。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20031118/lcl_____cba_____002.shtml