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ひのみどりは高級畳表用のイグサ。安い中国産畳表に対抗する切り札として熊本県が独自に開発し、2001年に品種登録。県が種苗法に基づく権利を持っており、第三者が勝手に栽培することはできない。県はイグサ生産者が打撃を受けると判断、農産物としては異例の輸入差し止めを求めることにした。
熊本県農政部によると、最近輸入された中国産畳表の中に色合いや光沢がひのみどりとよく似た製品があり、県の研究機関がDNA鑑定したところ、無許可生産と判明。苗が何らかのルートで中国に持ち出されたとみている。
ひのみどりは神社や仏閣の和室向け畳表の材料として開発され、一般品の2倍以上の高値で取引されている。
関税定率法では、権利者に無断で栽培された農産物の輸入を禁止することができる。県農政部は「農水省や税関と協議し、輸入差し止めの手続きを取りたい」と話している。
ZAKZAK 2003/11/17
http://www.zakzak.co.jp/society/top/t-2003_11/1t2003111706.html