2003年11月17日(月) 23時00分
厚労省、採血時の逆流防止措置の徹底を指示(日経新聞)
血液検査に使う真空採血管の約20%から食中毒や肺炎を起こす細菌が検出された問題で、厚生労働省は17日、採血時に血液が逆流するのを防ぐ手順の周知徹底をメーカーや日本臨床衛生検査技師会などに通知した。
通知によると、真空採血管への血液の流入が止まった時に患者の腕に巻いたゴムバンドを外すと、採血管側の圧力が高くなって血液が逆流する危険性があるとし、針を刺した直後に、ゴムバンドを外すように指示した。
同省は逆流防止策として当初、採血管への血液流入が止まる前に、ゴムバンドを外す手順を徹底させる方針だった。しかし、さらに安全性を向上させるため、針に採血管を装着する前に、バンドを外すよう求めた。
このほかの安全対策として、厚労省は同日までに採血管の滅菌処理を開始するようメーカーを指導している。〔共同〕(23:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20031117AT3K1703Q17112003.html