2003年11月17日(月) 20時00分
NHK・民放連、デジタル放送に不正コピー防止策(日経新聞)
NHKと日本民間放送連盟は17日、地上波デジタル放送とBS(放送衛星)デジタル放送で来年4月から不正コピー防止策を導入すると発表した。1回だけ録画可能なコピー制御信号を付加することで映像コンテンツ(情報の内容)の違法転売などを防ぐ。
放送を暗号化して送り、専用の「B—CAS」カードが差し込まれた受信機でないと映像を見られなくする。デジタル映像は何度複製しても劣化しないため映画や音楽などの権利保持者から著作権保護を強化して欲しいとの要望が寄せられたことに対応した。
発売初期のBSデジタル放送受信機に添付されたB—CASカードは暗号解除用データが書き込まれていないため放送波を使って更新用データを送信する。視聴者はBS番組を1時間ほど見れば自動的にデータが更新され、来春から視聴できるようになる。(20:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20031117AT1D1706Z17112003.html