2003年11月17日(月) 19時17分
ジャスダックの一時停止、障害履歴蓄積が原因(日経新聞)
マーケットメーク(値付け)システムで障害が発生し、17日朝から全銘柄の取引を一時停止したジャスダックは同日夕、障害発生の原因について会見した。売買システムのコンピューターに蓄積する過去の障害履歴でメモリーやハードディスクの記憶容量が満杯だったため、障害が発生したと明らかにした。障害履歴データを削除したところシステムは正常に動き、10時30分から全銘柄の売買を再開できた。
売買システムでは過去の障害履歴をハードディスクやメモリーに蓄積する。また、システムの起動時もハード機器などの情報をコンピューター上に展開するためメモリーなどを使う。17日は過去の障害履歴でメモリーやハードディスクが満杯だったため起動ができなかったという。
ジャスダックは16日、システムの動作を確認済みだが、17日時点で履歴データが増加しメモリーやハードディスクが満杯となったかどうかは現在調査中だという。ただ、「18日の売買には影響はない」(船戸弘取締役)としている。(19:17)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20031117AT3K1703017112003.html