2003年11月17日(月) 18時50分
<新規参入銀行>経常収益、全社で大幅増 9月中間決算(毎日新聞)
インターネット専業や、コンビニエンスストアなどにATM(現金自動受払機)を設置する異業種から新規参入した銀行の03年9月中間決算(単体)が17日、出そろった。他行とのATM提携拡大や利便性の浸透が功を奏し、資金運用益や手数料収入などの経常収益が全社で大幅に増えた。アイワイバンクは新規参入銀行として初めて最終(当期)黒字となり、残る3行も初期投資の負担から最終赤字だったものの、赤字幅は前年同期より縮小した。
アイワイバンク銀はATMの利用件数が大きく伸び、通期でも最終黒字の見通し。ソニー銀は外貨預金や住宅ローンを伸ばしたが、費用がかさみ5億円の最終赤字。ジャパンネット銀は収益源のネット決済や個人向けローン残高を順調に伸ばす一方、経費を抑え、最終赤字を10億円まで減らした。イーバンク銀は口座数の増加や利用件数を増やし、経常収益の伸び率はトップだったが、システム開発費用など経費がかさみ20億円の最終赤字になった。【後藤逸郎】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031118-00000012-mai-bus_all