2003年11月17日(月) 03時04分
ポップアップ広告、IE に遮断機能追加で大ピンチ?(japan.internet.com)
Microsoft (
NASDAQ:MSFT ) は、『Internet Explorer』にポップアップ広告遮断機能を追加する意向を示した。2004年前半に提供する Service Pack 2 で対応する予定だ。一方、広告代理店や広告掲載サイトなど、オンライン広告ビジネスに携わる側では、いざとなればポップアップ広告は無くとも良いとの姿勢を示している。
重要なポイントとして、Microsoft は同機能をデフォルトで有効にするか否かを明らかにしておらず、遮断機能を追加すると発表しただけで、更なる詳細を発表する前にユーザーのフィードバックを集める。
オンライン広告全体でポップアップ広告が占める割合は、この1年で倍以上に増加している。Nielsen//NetRatings によれば、オンライン広告の全インプレッション数のうちポップアップ広告が占める割合は、2002年第3四半期の3%から、今年第3四半期には7.4%まで増加したという。
運用が増えているにもかかわらず、広告掲載サイトと広告主は、ポップアップ広告終焉の可能性にも、不安感を示していない。
New York Times Digital (NYTD) の広告販売担当副社長 Jason Krebs 氏は、自社を含め大多数の広告掲載サイトは影響を受けないと述べた。
オンライン広告代理店 Avenue A (
NASDAQ:AQNT ) のメディア担当副社長 Jeff Lanctot 氏もまた、話をした多くの広告掲載サイトが、口をそろえて同様の見解を示しているという。
「ポップアップ広告は、(広告掲載サイトにとって) これまでのところ良い収入源になっている。しかし、私が話をした広告掲載サイトの多くは、その他の広告にもかなりの自信を得ている。高インパクトを持つブランド広告など、ページ内に掲載する広告も成長を見せており、ポップアップ広告の需要は2004年以降減少していく」との見解を同氏は示した。
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